Google News Labの荻原 和樹さんの新著「データ思考入門」が講談社現代新書から出版されました。

第4章「データを編集する(実践編)」にて、新型コロナウイルスのゲノム系統樹を可視化した事例を取り上げていただき、複雑なデータビジュアライズにおける「軸」の取り扱いについて紹介されています。

データを単純化しシンプルに可視化することは簡単ですが、作者が扱う主題に対して読者の興味を惹くための可視化のデザインでは、データから要約すべき複雑さと残すべき複雑さを吟味することも重要です。

具体的に何をどう可視化するかを検討する以前に、そうした掘り下げについて「データ思考」という概念を示しながら丁寧に解説された書籍だと感じました。

「データ思考入門」(講談社現代新書)
著:荻原 和樹
ISBN:978-4065309940
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